2010年1月、国内にある3社のコンサルティングファームを統合し、従来型のビジネスコンサルティングに加え、M&A(合併・買収)や事業再生なども含め、企業の成長を統合的に支援できるプロフェッショナルファームとしてスタートを切った。
日本の企業は、従来の優れたモノ作り能力やコスト競争力の強化だけでなく、グローバル競争で生き抜くための構想力が必要となった。海外に進出するための海外企業の買収や、海外に進出した後の現地企業の経営をうまくやり抜く力も求められている。
さらに日本企業は、これまでのようにグローバルルールに従うだけでなく、自らがルール作りに参画し、積極的にそのルールを活用することが必要になる。
我々は、複雑かつ多様化するマーケットニーズに総合的に対応するため、人材のスキル開発や組織体制を見直した。新たな方法論の導入や、人材・ナレッジ面での海外拠点との連携強化なども進めている。
2011年は、国内での監査や税務など他のサービスとのコラボレーションを加速させる。これと同時に、PwCグローバルの各国のファームとの連携をいっそう強化する。
世界154カ国、16万人のネットワークを活用して、グローバルマーケットで戦う日本企業や、日本でビジネスを展開するグローバル企業を支援する。
これを通じて、日本経済と産業の活性化にも貢献していきたい。