「クラウドとは何か」を知るフェーズを過ぎ、クラウドを実際に使い始める段階に入っているようだ。2010年のクラウド関連のニュースでは、使える新サービスに関する話題がアクセスを集めた。とりわけ早いペースでサービスを増強しているGoogle関連の新サービス(「Google Docs」「Google、Gmail」「Googleマップ」「リアルタイム検索」)がアクセス上位10件のうち4つを占めた。
GoogleやAmazon.comなどクラウドの市場を確立したベンダーのニュースだけではない。それに続くクラウド関連サービスも注目を集めている。SNS「フェースブック」や同期ツール「SugarSync」、メモソフト「Evernote」の日本上陸を報じた記事がランキング上位に入った。
注目される分だけ、その影響や反動も大きくなる。Office 2010 Web版の使い勝手の悪さやGoogle Waveの開発中止を報じた記事が多くのアクセスを集めている。セールスフォースのシステム一時停止も、上位に入った。
そのほか、主要ベンダーのキーパーソンによるコメント(セールスフォース、NTTデータ、マイクロソフト、日本IBMなど)や、パナソニックや東芝など大企業による導入事例の記事も人気である。