インターネット上のデータ量は指数関数的に増えている。このデジタルデータの多くは、各種センサーから取り込まれる実世界のデータだ。スマートシティに代表されるように、ITは今、実世界と緊密に結合しようとしている。そんなIT環境を「Cyber-Physical Systems(CPS)」と呼ぶ。本連載では、CPSとは何か、そこで解きたい問題は何か、今後の技術動向はどうなっていくか、などについてわかりやすく解説する。

目次

第1回 情報技術は社会をスマートにできるか
第2回 サイバー-フィジカル・システムの“肝”とその実践
第3回 社会システムとしてのCyber Physical Systems
第4回 人間の情報と科学に基づく新しいITを
第5回 低炭素都市のシミュレーションが重要に
第6回 「Statistician(統計家)」から「Modeler」へ