iモード版ドコモマーケットの「アプリストア」のトップ画面イメージ
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 NTTドコモは12月6日、iモード版のドコモマーケットを開始する。iモード端末で利用できる、iアプリや書籍、音楽などを販売するコンテンツ配信サイトだ。iPhoneの「App Store」に相当する存在になる。

 従来のiモード公式サイトとの最大の違いは、コンテンツ単位での販売を可能にしたこと。携帯サイトを運営するような企業だけでなく、個人の開発者もiアプリを販売できる。単に個人による販売を可能にするだけでなく、今までは公式サイトにしか許されていなかった高度な機能も利用可能にする。GPSによる位置情報や電話帳・履歴の参照やメーラー連携などだ。

 「ガラケー」とも揶揄(やゆ)されたiモード端末だが、スマートフォンのように様々な提供者から多様なコンテンツが提供される土壌になるかもしれない。アプリ開発者にとっては、4900万のiモードユーザー向けにビジネスを展開する大きなチャンスになる。

 iモード版ドコモマーケットとはいったいどのようなものか、開発者がアプリを提供するためにはどのような申請が必要か、iPhoneアプリ開発者はこのiモード版ドコモマーケットをどう見ているのか、などの記事をまとめた。

iモード版ドコモマーケットの概要

iモード向け「ドコモマーケット」12月6日開始、アプリ・書籍・音楽を販売

レコチョクとNTTドコモがドコモマーケット向け音楽ストアを共同運営

ドコモマーケット(iモード)が2010年12月上旬に開始へ、アプリのレビュー機能も

NTTドコモがiアプリDX開発ツールを個人開発者などに向け公開、GPSや課金が利用可能に

iモード版ドコモマーケット参入を表明した企業も

朝日新聞がドコモマーケット(iモード)向けにニュース閲覧アプリを提供

ドコモポイントが利用できる

1500億円の“ポイント埋蔵金”も---市場規模だけではないiアプリビジネスの魅力

ドコモポイントでiアプリが買える、NTTドコモがプレミアクラブを一部見直し

アプリ提供には申請が必要

ドコモマーケットのコンテンツ提供者申請をやってみた---数十分で申請完了

ドコモマーケット(iモード)のコンテンツ提供者申請スタート、気になるポイントは?

NTTドコモ、ドコモマーケット(iモード)向けiアプリの提供者登録を開始

インタビュー

[山田隆持NTTドコモ社長]
[前編]スマートフォンと同時にiモードも磨く、個人のクリエーターに期待
[後編]LTEでクラウドサービス提供にも挑戦、不公平感をなくす新料金も

[山田和宏ネットサービス企画サービス戦略担当課長]
ドコモマーケットの審査は2週間以内、位置情報取得には専用ライブラリを使用

iアプリ・デベロッパーズキャンプ レポート

第1回 個人にも開かれる4900万の“ガラパゴス”市場---NTTドコモ山田和宏氏

第2回 スマートな“ガラパゴス”アプリを作るには---テックファーム小林正興氏

第3回 コーディングレスでiアプリを作成!?「Applistudio」の実力を実体験する

第4回 少し高度なアプリに挑戦、 「Applistudio」が自動生成したコードに追記

iPhoneアプリ開発者が見た“新生”iアプリ

「ドコモマーケットがあるからiアプリに参入」―iPhone向けアプリをiアプリへ

「5年くらい前に開放してくれればよかったのに」

「原点はiアプリ、もう一回開発してみたいな」

開発者コミュニティサイトで技術情報を交換

iアプリの機種依存、まず画面サイズに注意

Twitterクライアント開発には外部サーバーが必須

歩数計の値を取得してアプリを作る

独自コンポーネントも作成可能、開発ツール「AppliStudio」を使いこなす

困ったときは人に聞け!、解決されたトラブル事例<Part 1>

記者の眼

大衆化するスマートフォン

「混沌の館にて」とケータイアプリ

今だからこそ“ガラケー”にチャンス