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第2回 「新型うつ」病状改善とともに、社会性の未熟さ解消が重要に
出典:日経情報ストラテジー・メール2009年10月21日号
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 「新型うつ」は、「現代型うつ」とも呼ばれ、メンタルヘルス問題の最近の特徴的な傾向として職場で注目されています。「ディスチミア親和型うつ病」と呼ぶ専門家もいます。「新型」はインフルエンザのことではないかと思われるかもしれませんが「うつ」の中でも新しいタイプの患者さんが出てきているのです。 従来の典型的な「うつ病」は几帳面で生真面目、責任感が強い性格の人がなりやすいといわれています。発病しても療養するのを嫌がり、専門医や専門医療機関への受診を拒む傾向が強いのです。主治医から受け取った休業のための診断書の提出さえ職場に「申し訳ない」と躊躇(ちゅうちょ)したり、自分のふがいなさを過度に責めたりする(自責)傾向があります。 その一方、新型うつの性格的な特徴として、あまり仕事熱心でなく、自立心や責任感に乏しく、社会の規範や役割からの逃避が見られることが専門家の間で指摘されています。新型うつでも、治療の対象になるレベルのうつ状態は呈しますが、様々な点で従来のうつ病とは異なります。 例えば、不調を自覚すると積極的に専門医や医療機関を探して受診し、仕事を休んでも悪びれません。休業を要する旨の診断書を躊躇することなく提出する傾向があります。極端な場合には休業中にもかかわらず、静養と称して海外旅行したいと希望してきて上司を困らせることもあります。上司や同僚からはサボっているように見え、職場復帰の際には、人間関係の面で支障が出ることが多いのです。上司が生真面目なタイプだと上司のほうが参ってしまいます。 該当する年齢層は20代、30代が多いのですが、40代以上のケースもまれに認められます。細かく見てみると、楽しくない感じと、強い倦怠(けんたい)感のような身体面の症状が前面に出ます。
>>責任を他者に転嫁する傾向
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