100日間にわたり、Webや雑誌、展示会場など多様なメディアを通じ、ICTの重要テーマについて情報をお届けするITpro EXPO。そのフィナーレを飾るのは、11月30日から12月13日に開催する「ITpro EXPOバーチャル2010」(以下、EXPOバーチャル)である(図1)。
EXPOバーチャルは、通常の展示会やセミナーを模した専用のイベントサイトで開催する。いわゆる“バーチャル展示会”だ(図2)。来場者は、イベントサイト内の展示ブースで資料を閲覧したり、カンファレンス会場で講演を視聴したりできる。今回、EXPOバーチャルでは、クラウドや仮想化など、特に重点を置くテーマについて、10月に開催する「ITpro EXPO展示会」の出展内容を含め、情報を深掘りしてお届けする予定だ。
EXPOバーチャルは昨年に続いて2回目の開催になるが、まだ「バーチャル展示会というものに参加したことがない」という方も多いだろう。そこで、EXPOバーチャルの“会場”の雰囲気や皆さんがEXPOバーチャルに参加する際の使い勝手などを紹介したい。
展示ブースで資料を効率よく収集
EXPOバーチャルに参加するには、まず事前登録をする。参加費用は無料だ。登録を済ませたら、いざログイン。イベントサイトが表示される(図3)。
玄関口にあたる「エントランス」の画面には、イベントサイト内の各会場へ移動するための「MAP(地図)」や「メニュー」などのナビゲーション機能がある。来場者はこれらを利用して、自由に、自分が興味のある会場に移動して情報を収集できる。
例えば図2で紹介した「展示会場」に移動すると、会場内の「展示ブース」がビジュアルに一覧表示される。ここでブースの看板をクリックすると、その展示ブースに移動する仕組みだ。今年のEXPOバーチャルでは、展示会場を「クラウド・フェスタ」「仮想化フェスタ」といったテーマ別に設置する予定。来場された方々が自分の興味のあるテーマごとに、集中してブースを回れるようにしたいと考えている。
展示ブースでは、出展社が参考資料やプレゼンテーションビデオなどを提供する。日経BP社のIT媒体編集部でも、テーマに沿った特設ブースを出展し、関連記事を提供する計画だ。来場者はこれらをEXPOバーチャルの開催期間中、いつでも自由に閲覧できる。
出展社が提供する資料は、自分のパソコンにダウンロードすることもできる(図4)。持ち帰る資料の重さを気にせず、欲しい資料を手軽に効率よく集められるのは、バーチャル展示会のメリットの一つである。
隙間時間を活用して講演を視聴
仕事の隙間時間などを利用して、都合のよい時間に講演を視聴できるのも、バーチャル展示会のもう一つのメリットだ(図5)。EXPOバーチャルで配信する講演の多くはオンデマンド型。開催期間中、いつでも何度でも視聴できる。一時停止機能を利用して少しずつ見る“細切れ視聴”にも対応する。
ほかにもテキストメッセージで会話や質問ができる「チャット」など、オンラインならではのコミュニケーション機能を実装する予定だ。新たな情報収集の場として「EXPOバーチャル」をぜひご活用いただきたい。