しかし、今回の会場は今まですべてのJavaOneが開催されたMoscone Centerではなく、Hilton、Hotel Nikko、Parc 55の3つのホテルに分散して行われました。というのも、Moscone CenterではOpenWorldが行なわれていたためです。
OpenWorldはMoscone North、South、Westの3個所を使用しています。また、NorthとSouthの間にある道路のHoward Streetを封鎖して、テントを設置し、ラウンジにしていました(図1)。
今までJavaOneしか参加したことのなかった櫻庭には、道路を封鎖してテントを作っているのを見るのははじめてです。しかし、OpenWorldでは毎年このようにしているようです。
さらにHiltonとHotel Nikkoの間のMason Streetも封鎖して、ここにもテントを設置してしまいました(図2)。
街中にはOpenWorldとJavaOneの会場の方向を示す案内が、いたるところに貼られています(図3)。
これだけでもOpenWorldの規模の大きさが分ります。
OpenWorld初日の前日に行なわれたWelcomeキーノートにおいて、登録者数が41,000名だということが発表されました。JavaOneが最大でも2万人の参加者だったということを考えると、本当に規模が大きいことが分ります。
そのため、どこにいっても人がいっぱいです。図4はキーノートの後のMoscone Northですが、人であふれていることがお分かりになるはずです。ちなみに、図4の奥の方にはオラクルが協力した映画アイアンマンのアイアンマンが飾られていました(図5)。
しかし、規模が大きくなったことで、近辺のホテルの予約が取れなかったり、取れたとしても宿泊費が従来の2倍から3倍に跳ね上がってしまうという弊害もありました。ホテルが取れなくて、JavaOneの参加を見送ってしまった人を何人も知っているだけに、規模が大きいことを単純に喜べないところです。
さて、本レポートではJava SEとJavaFXを中心にJavaOneの様子をお伝えします。
