ITpro Expo 2010でトレンドマイクロは、「For the Cloud」と「From the Cloud」の2つの視点から同社の製品/サービスをアピールする。さらに、4つの大きなホワイトボードを設置。ここにユーザーのネットワーク環境を書き込むことで、ユーザーの環境に即した“簡易コンサル”を受けられるようにするという。


写真1●トレンドマイクロの展示ブースイメージ
写真1●トレンドマイクロの展示ブースイメージ
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 東京ビッグサイト東5ホールの入り口を入って奥に進んだところ、「クラウド・フェスタ 2010」展示コーナーにトレンドマイクロのブースは設置される。同社のブースは、紅白のコーポレートカラーを色鮮やかに表現した看板が目に付くものとなる予定だ(写真1)。

 同社のブースの企画を担当したグローバルマーケティング統括本部 マーケティングプランニング&オペレーション部の森屋幸英課長は、「非常に高い位置に看板を出すので、視線を上に向けていただければすぐに見つけられる」と話す。

 「今回のITpro EXPOは、来場者とインタラクティブなコミュンケーションがとれるように展示に工夫を凝らした」(森屋氏)。展示ブース内には、スクール形式で製品紹介のプレゼンテーションを行うステージと、4つの製品紹介コーナーを設ける。この製品紹介コーナーに、来場者と密にコミュニケーションを取るためのあるシカケが施される。

4つの壁面ホワイトボードが登場

 製品紹介コーナーに登場するのは、大きな壁面ホワイトボードだ(図1)。ここで来場者は、展示製品について、自社の環境や課題に即した具体的なアドバイス、いわば“簡易コンサル”を受けることができる。

図1●ホワイトボードのイメージ
図1●ホワイトボードのイメージ

 ホワイトボードには、あらかじめ各製品のネットワーク図が印刷される。さらに、3色マーカー、サーバーやデータベースを示すアイコンマグネットが備えられるという。来場者は、これらのマーカーやマグネットを使ってネットワーク図に自社の環境を書き足し、ブースのスタッフに対して具体的な課題や相談内容を説明することができるというわけだ。

 同社グローバルマーケティング統括本部 マーケティングプラニング&オペレーション部の佐藤圭氏は、「これまでも、展示会で来場者から自社の課題に関する相談を受けることはたびたびあったが、空中にネットワーク図を描いて会話をしていたので、深くコミュニケーションを取ることができなかった」と振り返る。「今回ホワイトボードを設置することで、来場者とより有意義な時間を過ごせると期待している」(佐藤氏)。

 「ホワイトボードの前に立つスタッフは、大規模な法人を担当する営業スタッフやプリセールスSEで、専門的な問題にも回答できる知識を持つ」(森屋氏)。各コーナーでは、常時3~4人のスタッフが対応する予定だが、午後から閉館までにかけての時間は混雑する可能性がある。しっかりとコンサルを受けたい場合には、午前中に訪問したほうがよいだろう。