NTTデータは、ITpro EXPO 2010展示会でグループの一体展示を実施する。そこでは、グループ約15社、約30の製品/サービスを紹介。中でも注目は、SIerの強みを生かしたトータルクラウドソリューションと、ソフト開発自動化をも視野に入れたシステム開発ツールだ。さらに、3日間連続で約30セッションにも及ぶセミナーも開催する。


写真1●NTTデータグループの展示ブース模型
写真1●NTTデータグループの展示ブース模型
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 東京ビッグサイト東6ホールの奥、メインシアターの隣に巨大なブースが設営される。そこが、NTTデータグループのブースだ(写真1)。

 NTTデータはこれまでもITpro EXPOに出展してきていたが、昨年まではグループ会社が個々に展示を行っていた。これに対して今年のITpro EXPO 2010では、NTTデータを含めてグループ約15社の約30製品/サービスを一挙に展示。グループの総合力をアピールする。「グループ一体展示はここ数年なかったこと。我々にとって大きなチャレンジ」と、NTTデータ 広報部の神田主税主任は話す。

表1●NTTグループブースの出展内容
表1●NTTグループブースの出展内容
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 NTTデータグループのブースでは、大きく4つのテーマゾーンに分けて展示を行う。「クラウドで変える」「システム開発最前線」「グリーンITソリューション」「エンタープライズIT」の4テーマだ。

 クラウドで変えるゾーンではNTTデータのクラウドサービス「BizXaaS(ビズエクサース)」などを、システム開発最前線ゾーンではNTTデータのシステム開発ソリューション「TERASOLUNA(テラソルナ)」などを、グリーンITソリューションゾーンではNTTデータ ビジネスブレインズの電子帳票「Pandora-AX」などを、エンタープライズITゾーンではNTTデータ・アイのCRM/業務管理パッケージ「CRMotionIII for astimaCCE」などを、それぞれ展示する(表1)。

 またNTTデータグループは、「NTTDATA Innovation Days」と称する3日間の連続セミナーも実施する。展示会場でのゾーン別展示に合わせる形で、「クラウドで変えるBizXaaS」「システム開発&クラウド最前線」「低炭素社会実現に向けたグリーンIT」「企業変革を支えるIFRS対応とIT活用」の4トラックで構成。それぞれ6セッションずつ、合計24ものセッションの講演を行う。このほかにも、2日目の特別講演にはNTTデータの山下徹・代表取締役社長が登壇。NTTグループ全体のクラウド戦略を紹介する1日目の特別講演のパネルディスカッションにも参加する。

 このように数多くの展示や講演を実施するNTTデータグループの中で、特に注目すべき製品/サービスを二つ紹介しよう。一つはBizXaaSだ。