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第89回 「文脈を理解した処理」の台頭
出典:日経コンピュータ 2010年8月18日号
102ページより
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
by Gartner ガートナーでは2013年までに、世界の上位2000社に入る大企業の40%が「コンテキスト(文脈)アウェア・コンピューティング」に取り組むようになると予測する。コンテキスト・アウェア・コンピューティングは、ユーザーの状況や興味といったコンテキストを自動的に感知/推理し、コンテキストに応じたコンテンツやサービスを提供する。 Web検索やモバイル広告、ソーシャルプラットフォームの連携が密になるにつれ、エンドユーザーに単なるコンテンツやアプリケーションを提供するのではなく、コンテキストを理解した“ユーザー体験”を提供することが、企業にとってより重要になった。特に消費者向けモバイルサービス分野におけるコンテキストは、Webにおける検索並みに重要になった。検索できないWebが誰にも読まれないように、コンテキストが理解できないモバイルサービスは誰にも見向きされなくなる。 コンテキストを理解することで、ユニークで説得力のあるユーザー体験を顧客に提供可能になり、新規やリピートのビジネス案件を獲得できるようになるだろう。また社内では、特定領域のビジネスプロセスを従来より確実に改善したり、ナレッジワーカーの生産性を向上させたりできるはずだ。 一般の企業が、コンテキスト・アウェア・コンピューティングを理解し、自分たちのサービスに取り入れられるようになるまでには、3年から7年といった時間がかかるだろう。ガートナーはCIO(最高情報責任者)に対して、今後5年間は以下の六つのポイントに留意してプロジェクトを推進すべきであると指摘している。
(1)状況を見極める
(2)協力してくれる利用部門を見つける
(3)ユーザー体験デザインの重要性を理解する
(4)大規模導入は2015年以降
(5)パートナーを見極める
(6)組織やプロジェクト間の連携を円滑にする
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