Android Application Award 2010 Springで、最終ノミネートに残りながら惜しくも受賞を逃した9作品を紹介する。300件のノミネートから選ばれただけあって、Androidスマートフォンの機能を使いこなすための様々な発想を見せてくれる。

大賞・優秀賞 最終ノミネート作品

 大賞・優秀賞の候補となりながら、惜しくも賞を逃した作品は以下の3作品だ。

素早くアプリを探し出せる「Ks Launcher」

 KUGO氏が開発した「Ks Launcher」は、素早くアプリを探し出せるランチャーソフトとして作られた。実行履歴、実行中のアプリ一覧、使用頻度順、頭文字別など様々な検索条件でアプリを探し、起動できる。たくさんのアプリを入れている場合などに有用なアプリだ。

履歴、実行中、使用頻度順、頭文字などでアプリを整理
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アプリにラベルをつけて整理することもできる
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(注)画面は応募時のバージョンのもの

体の動きに合わせ曲を選ぶ「Tick-Tick Player」

 電通レイザーフィッシュが開発した「Tick-Tick Player」は、体の動きをスマートフォンで検出し、動きのリズムに合った楽曲を自動的に選択し、配信する音楽プレーヤだ。ジョギング時ならハイテンポの曲、ゆっくり歩けばスローな曲といった具合に、体のリズムに合わせて選曲してくれる。常時持ち歩くデバイスならではのアイデアといえる。

Tick-TickPlayerの起動画面
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体の動きを計測しテンポを決定する
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(注)2010年7月8日時点でAndroid Marketに未登録

スマートフォンをカーナビにする「ロードクエスト」

 ナビクエストが開発した「ロードクエスト」は、スマートフォンをカーナビにするソフトだ。実際に車載機器としてスマートフォンを使うことを想定した作りになっており、ルート検索、音声による案内など、一通りの機能を備える。スマートフォンがカーナビ兼用になる様子は見ていて面白い。

カーナビ画面。GPSと加速度センサーで自車位置を特定
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周辺の施設も検索できる
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(注)2010年7月8日時点でAndroid Marketに未登録