注目の書籍

好評発売中!

みるみるわかるネットワーク

大きなイラストや写真を用いたカラー記事でネットワークの仕組みを楽しく自然に学べます!

selfup

シスコ資格:CCNAへの道 腕試しテスト

日経NETWORK

ルーティング・テーブルを見てパケットが届かない原因を調べよ

2010/07/08
エイジ=ネットワーク勉強サイト「Roads to Node」管理人
出典:日経NETWORK 2009年12月号  pp.97-98
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
[画像のクリックで拡大表示]

 本問題はスタティック・ルーティングの設定について尋ねている。スタティック・ルーティングは,ネットワーク管理者が自らルーティング・テーブルのエントリを作成する手法だ。作成したエントリはスタティック・ルートと呼ばれる。

 スタティック・ルーティングのエントリ作成には,「ip route」コマンドを使う。「ip route」の後に,あて先として指定するネットワークのアドレスとサブネット・マスク,続いてネクスト・ホップを入力する。

 この問題の場合は,ルーターXから見てネクスト・ホップになりそうなのは,「192.168.1.1」,「192.168.2.1」をそれぞれ割り当てられているルーター2台だ(図1)。このうち,パソコンBが接続するネットワーク「172.16.1.0/24」につながっているのは,「192.168.2.1」を割り当てられたルーターだ。従ってこちらがネクスト・ホップになる。

図1●「ip route」コマンドでスタティック・ルートを作成する
スタティック・ルーティングの設定をするには,ルーターのグローバル・コンフィグレーション・モードで「ip route」コマンドを実行すればよい。あて先ネットワーク,サブネット・マスク,ネクスト・ホップの順に指定する。
[画像のクリックで拡大表示]

 また,ネットワーク・アドレス「172.16.1.0/24」から,サブネット・マスクは「255.255.255.0」になるとわかる。以上を満たす解答を考えると,問題の正解は選択肢aだ。

 スタティック・ルーティングでは,ネットワークに障害が起こったり,構成に変更があったりすると,ネットワーク管理者はその都度スタティック・ルートを設定し直さなければならない。当然ながら,大規模ネットワークでは入力しなければならないルートの数が増える。そのため,スタティック・ルーティングを使うのはあまり現実的とはいえない。

 そこで考え出された手法がダイナミック・ルーティングだ。ダイナミック・ルーティングは,ルーター同士が自動で情報を交換し,ルーティング・テーブルを作成・管理するしくみである。

 ルーティング・テーブルが自動的に変更されるので,障害時に素早い経路切り替えが可能,大規模ネットワークの運用が簡単になるといった特徴が挙げられる。

 ダイナミック・ルーティングで情報の交換に使うプロトコルを「ルーティング・プロトコル」,ルーティング・プロトコルが自動的に作成するエントリを「ダイナミック・ルート」と呼ぶ。

Webサイトで確認!
ルーティング編 第1回 ルーティングとは

この記事に対するfacebookコメント

nikkeibpITpro

読みましたか? 〜 未読記事をご紹介