iPadが日本で発売され、iPadを軸にした各業界のビジネスが本格的に動き始めた。出版、新聞、広告、ゲーム、教育、通信など、あらゆる産業が大きな影響を受けつつある。そこで本連載では、単行本『iPadショック』(日経BP刊)の内容を基に、iPadの魅力とiPadを巡る3つの分野の動きを紹介していこう。

林 信行(はやし のぶゆき)
 ITジャーナリスト兼コンサルタント。1980年ころからアップルの動向に関心を抱き、1990年から本格的な取材活動を始め、その技術的取り組みやものづくりの姿勢、経営、コミュニティづくりなど、多方面にわたって取材を続けてきた。グーグルなどの検索市場の動向、ブログやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の動向などについても記事を執筆。主な著書に、『iPhoneショック』(日経BP社)、『Twitterの衝撃』(共著・日経BP社)、『スティーブ・ジョブズ成功を導く言葉』(青春出版社)、『iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?』(アスペクト)などがある。ツイッターアカウントは@nobi。