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管理者のためのコマンド活用講座

ipconfig(2)――DHCPトラブルの解決にも使う

2010/06/01 日経NETWORK
出典:日経NETWORK 2010年1月号pp.83-85
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

再起動なしで再設定できる

 ネットワークの挙動がおかしいとき、とりあえずパソコンをリセットするという人は多いだろう。DHCPサーバーを使う設定になっている場合、リセットすることでIPアドレスなどが新たに割り当てられる。IPアドレスの設定に問題がある場合は、これで解決することもある。

 ipconfig(アイピーコンフィグ)コマンドが便利なのは、パソコンをリセットすることなく、DHCPサーバーからIPアドレスなどを取得して設定し直せるオプションが用意されている点だ。それが「/release」オプションと「/renew」オプションである。

 手順は次のようになる。まずは/releaseオプションを組み合わせて以下のように打ち込む。

 C:\>ipconfig /release

 実行すると一連の設定がすべてクリアされる(図3)。画面の「0.0.0.0」という表示からIPアドレスなどが割り当てられていないことがわかる。

図3●設定をクリアする
「/release」オプションを使うと、IPアドレスなどの一連の設定値がすべてクリアされる。
[画像のクリックで拡大表示]

 次に、もう一度DHCPサーバーからIPアドレスなどの情報を取得し直すために/renewオプションを使う。以下のように打ち込む。

 C:\>ipconfig /renew

 実行すると設定情報を再取得し、自身のパソコンに割り当てる(図4)。再設定されたIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウエイの情報が画面からわかる。

図4●設定情報を再取得する
「/renew」オプションを使うと、DHCPサーバーからIPアドレスなどの情報を明示的に再取得することができる。
[画像のクリックで拡大表示]

AutoIPが働いたらトラブルを疑う

 ここまでの手順を踏んで、ipconfig /renewコマンドを実行しても、DHCPサーバーから設定情報がうまく取得できないときがある。確認のためにipconfig /allコマンドを実行してみると、「169.254.184.38」といった見慣れないIPアドレスが設定されていることがある(図5)。

図5●設定情報をうまく取得できないときにAutoIP機能が働く
AutoIP機能とはWindowsの自動IPアドレス割り当て機能のこと。この機能が有効になっていると、DHCPサーバーから設定情報を割り当ててもらえなかったとき、「169.254.xxx.xxx」という特別なIPアドレスを自動的に割り当てる。
[画像のクリックで拡大表示]

 これはWindowsのAutoIP(オートアイピー)という機能が働いた結果である。AutoIPはDHCPサーバーから設定情報が割り当てられないと自動的に動き出す。つまりAutoIPが動作したということは、「DHCPサーバーが稼働していない」「LANケーブルが抜けていたり破損していたりする」「ネットワークカードが故障している」といったトラブルが発生している可能性がある。

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