KDDIより2010年6月に発売される、シャープ製Android端末「IS01」。今回、このIS01を評価する機会を得ることができた。
本稿では、Androidアプリケーション開発者の視点でIS01を評価する。アプリケーションを開発する上で特に大きな影響があると思われる画面まわりを中心としたいくつかの技術情報をデベロッパーの皆さんと共有したい。なお、借りることができた期間が正味1日ほどであったため、十分に確認できていない部分もあるかもしれない。もし誤りなどがあればご指摘いただきたい。
携帯端末としての印象
アプリケーション実行環境としての評価の前に、携帯端末としての印象を紹介する。
まず、持った瞬間にその軽さに驚かされた。かなり軽く、同じくシャープ製のインターネット端末であるNetworkerよりもコンパクトだ。
反面、アルミのような高級感を求める人には外装がもの足りなく感じるかもしれない。ここは好みが分かれるところだろう。
キーボードは、押した感触やキーの大きさなど、こだわって作ったことを思わせる。かなり使いやすいと感じた。ターミナル用モバイルデバイスを求めている人にはかなり有力な選択肢になるのではないだろうか。
ワンセグの視聴だけでなく、録画もできる。4GB(ユーザーエリア約3GB)という内部ストレージの大きさにも驚かされる。
ただ、3Dをはじめとする画面まわりの処理速度はなぜかNexus Oneなどに比べると少々劣る気がする。これは、端末のポテンシャルのせいかもしれないが、もしかするとAndroid 1.6のせいなのかもしれない。後者だとすれば、OSのアップデートで改善される可能性がある。