要望はすべてTwitterで
twiccaは、Twitter上で育ったソフトでもある。「要望受付はすべてTwitterです」。Twitterアカウント「@twicca」上で新バージョンの告知をし、Twitter上でバグ報告や、新機能の要望を受け付けている。
twiccaの最初のバージョンでは、小さなフォントで大量の情報を表示させる事にこだわっていた。その後、要望を取り入れて、フォントサイズを大きいものに変更できるようにした。
冒頭の写真1は、twiccaの標準フォント設定を適用した画面だ。スマートフォンの画面サイズに最大限の情報を詰め込む作りになっている。一方、目が悪い筆者は大きなフォントを設定して使っている。twiccaは幅広いユーザーに対応できる作りとなっているのだ。
「操作のコスト」を意識する
操作性にもこだわりがある。
「『画面の枚数』じゃなくて『操作のコスト』が重要。操作ミスを含めると、タップが1、ダブルタップが2、ロングタップが1.5といった具合に、コストが異なると考えた。そこで、なるべく簡単に目的とする動作にたどりつくように設計した」。
例えば、タイムラインに流れる個々のツイートをタップすると、メニューが表示される(写真6)。ツイート中のURLをブラウザで開く場合には、このメニューの中からもう1回タップする。ツイート中のURLの文字列を直接タップするという操作も考えられるが、これは誤操作のコストが大きい。また、メニュー中のURLをロングタップ(長押し)すると、このURLに対する操作のサブメニューが出る(写真7)。これにより、URLを共有(インテント)で他のアプリに渡す、といった動作にすぐ移れる。
「ツイート全体を共有する」という操作にもサブメニューがあり(写真8)、どのような形でツイートを他のアプリに渡すのかを細かく指定できる。
タイムラインは、タッチUIの操作により上下にスクロールする。twiccaのスクロールは非常に高速だ。
twicca独自の機能もある。例えば「カラーラベル」だ(写真9)。特定のユーザーの発言を色分けし、見分けやすくするというものだ。