大手企業のWebサイトが次々に狙われたGENOウイルスや、2008年ころから大量発生しているUSBウイルス。こうした話題の攻撃手法やウイルスなどについて、実態と対策を解説したのが本書だ。「国内を揺るがしたウイルス」「つい騙されるウイルス」「ターゲットを絞り込んだウイルス」「爆発的に拡散するウイルス手法」に分け、それぞれで代表的なウイルスや手法を3種類ずつ取り上げている。文体はわかりやすく図や画面も多いので、初心者でも読みやすい。

コンピュータウイルス解体新書

コンピュータウイルス解体新書
瀧本 往人著
第二I/O編集部編
工学社発行
1995円(税込)