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[3]NTTはパートナ5社とホームICTの実証を開始
出典:日経コミュニケーション 2010年2月1日号
pp.32-34
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) NTTが,NEC,シャープ,バッファロー,パナソニック電工,富士ゼロックスのパートナ5社と取り組んでいるのは,それぞれが既に市場で展開中のサービスをホームICT基盤の上で実現してみることだ。 バッファローは,ホーム・ネットワークに接続したNASをインターネットから利用できるようにする「Webアクセス」というサービスを提供している。専用のWebページにアクセスして認証情報を入力すれば,Webページを介して家庭内のNASのデータを取り出せる。現状のサービスは自社で作った基盤上で提供しているが,同社はこれをホームICT基盤上に構築する計画である(図1)。 パナソニック電工は,家庭内に設置したカメラや火災報知器,電灯やエアコンの制御システムをネットワーク越しに制御するサービス「ライフィニティ」をホームICT基盤に乗せることを検討する。ライフィニティでは,セキュリティ,省エネ,家電制御といった各アプリケーションに応じたアダプタと,これらを束ねるコントロール・パネルを家庭に設置する。その機能の一部をHGWに移植しようと考えている。 富士ゼロックスは,同社のセンターから中小企業のネットワークを監視・防御するサービス「beat」をホームICTで提供する予定。現在は企業ネットワークの防御と監視に自社開発のゲートウエイ装置を使っているが,この機能をHGWに載せることを検討している。 残るNECとシャープは,ホームICTで実現する明確なサービス像を明らかにしていない。ただしNECの場合,NECビッグローブが提供している写真共有や家庭でのCO2排出量チェックなどのサービスがホームICT活用の有力候補になる。一方,シャープはワンストップ・サポート・サービスなどをホームICT基盤を使って実現する方向で検討を進めていると見られる。 パートナにはNTT顧客基盤の活用もメリットNTTが5社と組むのはNTTのホームICT基盤の検証に加え,ホームICTサービスの料金設定を詰める狙いもある。「相対で各社と話をしながら,各サービスのどの部分にどの程度のコストがかかるのかを明らかにし,サービス料金決定に生かす」(NTT研究企画部門プロデュース担当の下村知叙担当部長)というのだ。 ただ,パートナとなった5社の多くは前述のように既に完成したサービスを提供している。仕組みの面では,わざわざNTTのホームICT基盤を使わなくても良さそうに見える。それでもパートナとして名乗りを上げたのは,コストを抑えてサービスを提供できること以外のメリットを見込んでいるからだ。具体的には,NTTとの協力体制を築くことで,NTTグループが持つ販売網や顧客基盤,サポート力などを得られることである(図2)。
>>バッファローは,NTTの販売網や顧客基盤に着目してい...
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