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[2]パソコンのモデルを家庭ネットに持ち込む
出典:日経コミュニケーション 2010年3月9日号
pp.31-32
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) ホームICT構想の実現に向けてNTTは,家庭内や企業内に置くホーム・ゲートウエイ(HGW)と,NTTグループの網側に置くホームICT基盤サーバーで構成される基盤を作り上げた(図1)。この二つの要素を連係動作させ,サービス事業者や機器メーカーが必要とする機能を提供する。 具体的には,ホームICT基盤サーバーにサービス事業者が利用できる外部インタフェースを用意。ここを通して,家庭内の機器に統一的な方法でアクセスできるようにする。一方,HGWではホーム・ネットワークのプロトコルを終端する。これによりメーカーが機器開発の際に,サーバーとの連係機能などを実装する必要がなくなる。DLNAやUPnPなどホーム・ネットワークで一般的なネットワーク連係用プロトコルを実装した機器を作っておけば,遠隔から管理できるようになる。 ホームICT基盤は,統一的なインタフェースを持ち,機器の種類やメーカーの違いを意識することなく様々なサービスに使える。実はこれはパソコンのOSのモデルに似ている。パソコンはこの抽象化によって大きな発展を遂げた。NTTは,ホームICTでも同じ環境を整えようとしているのである。 3段階でサービス化を進めるNTTはホームICTの実用化を「研究開発」,「商用化準備」,「商用化」の3段階で進めている(図2)。研究開発フェーズはホームICT基盤構築に必要となる技術を蓄積する段階。既にこのフェーズは完了し,2009年12月から第2段階である商用化準備のフェーズに入っている。このフェーズでは,いくつかのサービスを想定し,それらのビジネスモデルを検討する。その際,開発した技術が実サービスでも不具合なく動作するかを確認し,足りない部分があれば新たに追加する。 第3フェーズである実用化段階では,「準備が整ったサービスから順番に投入していく。遅くても2010年秋には最初のサービスを開始する」(NTTの宇治則孝代表取締役副社長)計画だ。 サービス内容を検討したり,技術検証したりするには,実際にサービスを提供している事業者との連携が不可欠である。そこでNTTはホームICTの実用化に向けたパートナとしてNEC,シャープ,バッファロー,パナソニック電工,富士ゼロックスの5社と組んだ。 連載新着連載目次へ >>
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