スペインのバルセロナで2010年2月15日から18日まで4日間にわたり、世界最大級のモバイル関連展示会「Mobile World Congress(MWC)2010」が開催された。
マイクロソフトが「Windows Phone 7」を発表し、27社の通信事業者および携帯電話機メーカーが、世界規模で共通のアプリ配信基盤を構築する「Wholesale Applications Community」を結成。15ドルの激安携帯電話やクレジット・カードより小さいAndroidスマートフォンなど多数の新機種が登場した。
「モバイルはデスクトップに優先する」と宣言したグーグルのエリック・シュミットCEOをはじめとして、エリクソンの新CEO、ノキアシーメンスCEO、イスラエルの通信相やヨルダン王妃など、多くの要人が集まった。初めてMWCで講演したKDDIの小野寺正会長兼社長は、Androidを主流にスマートフォンを積極的に推進すると表明した。
新プラットフォームとアライアンス
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新機種が続々発表
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