「Androidマーケット」は改善の余地多し

 続く第2セッションは「Android Marketはイケてるのか?」と題したパネル・ディスカッション。出席者はもちろん全員女性。おすすめAndroidアプリ、そしてGoogleが運営する「Androidマーケット」への感想が主な内容である。推薦するAndroidアプリの内容は幅広く、思わぬアプリケーションが愛用される場合もあることを示した。例えば音感を試すアプリ、睡眠状態を調べて眠りが浅い時に起こしてくれるアプリ、トイカメラ機能を備えたカメラアプリなど。「欲しいアプリは?」という質問には、「子供向けの知育系アプリが欲しい」との声もあった。

 Androidマーケットに対しては、「ジャンル分けが分かりづらく、あてにならない」といった厳しい意見が相次いだ。たとえばTwitterクライアントを探したい場合、「ソーシャルネットワーク」という大きなくくりの中で、Facebook専用クライアントなどと一緒に探す必要がある。もっと的確に探せるような仕組みが欲しい、との意見が出た。

アイコンのデザイン評価に感性の違いが出る

 第3セッションは、Mrs.Hiromi氏による「イケてるアイコントップ10」。Androidアプリのアイコンの好みについて、男性、女性のそれぞれを対象にアンケート調査を行った。男性には「センスがよいアイコン」、女性には「可愛いと思うアイコン」を聞いた結果、男性では「twicca」、「標準のギャラリーや音声検索」、「FxCamera」、「Google Talk」が上位に来た(写真3)。一方、女性対象のアンケートでは「MyCloset」、「twicca」、「WeatherBug」、「FxCamera」が上位に来た(写真4)。

写真3●男性が「センスが良い」と思うアイコン
写真3●男性が「センスが良い」と思うアイコン
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写真4●女性が「可愛い」と思うアイコン。写真3とは顔ぶれが異なる
写真4●女性が「可愛い」と思うアイコン。写真3とは顔ぶれが異なる
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 こうした「感覚的な違いを分かってもらいたい」(Mrs.Hiromi氏)。「Android端末は、同じ機種でも中身が違う。自分のスタイルに染めるまでには時間がかかる。一つとして同じホーム画面はないはず。個性を求める人にとってこれは魅力的。自分の端末のホームを、カッコいい、あるいは可愛いものにしたいと、誰しも思う。デザインが苦手な人はデザイナーに相談するべき。日本Androidの会を有効利用してください」。