[PCサーバー]日立が首位に返り咲き

 PCサーバーの分野では、日立が2年ぶりに1位になった。2位の富士通は、総合満足度の点数を前回から0.93ポイント伸ばし、4位から浮上した。

 プロセッサやメモリーなどで差異化しづらいPCサーバーだが、日立は2008年冬モデルから自社開発したRAIDコントローラーを搭載している。インテルの新プロセッサ「Nehalem」の採用と合わせ、日立の森本部長は、「処理性能を2倍以上に高めた点が製品としての高い評価につながったのだろう」と話す。

 10年度に国内で20万台のPCサーバーの販売を目指す富士通にとって、09年はPCサーバーの販売強化に注力した1年だった。09年に同社が実施した営業支援策の「バスケット方式」の最大の目的はPCサーバー「PRIMERGY」の拡販にある。

 「PRIMERGYの販売は好調に推移している。バスケット方式はこれからも継続するつもりだ」と和田裕プラットフォームビジネス推進本部PRIMERGYビジネス推進統括部プロジェクト部長は語る。

 09年4月には製品の価格とインセンティブを改訂。より多くの台数のPRIMERGYを販売したパートナー企業への報奨金を手厚くした。

評価項目別の満足度と各項目ごとの重要度ランキング
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