ジャーナリストの津田大介さんも、初めはミニブログ「ツイッター」の面白さが分からなかったのか。意外。『Twitterの衝撃』は、ツイッターを知らない人にもお薦めだけど、使っている人にも「識者たちはこんな可能性を見いだしているのか」と発見がありそうだね。

 1回当たり140文字以内で表現するツイッター風に本書の感想を記した。ちなみに津田氏は、ツイッターを駆使して文部科学省の文化審議会の様子を実況中継したことでネットの話題を集めた人物。今やツイッターで実況中継する行為は「tsudaる」と呼ばれている。

 以前なら一般の人々が審議会の様子を知るには、後日、新聞報道などに目を通すほかなかった。しかし、ツイッター愛好者が審議会場でtsudaることによって、審議の様子をリアルタイムで“垣間見る”ことができるようになったわけだ。

 このようなツイッターの可能性を、津田氏や、日本にツイッターを広めたDGインキュベーションの枝洋樹氏などの識者が明らかにしている。ツイッターをビジネスに有効に活用するためのヒントも多く掲載されている。例えばお堅い公式発表よりも、開発者の生の声を発信するほうが効果的だそうだ。

Twitterの衝撃

Twitterの衝撃
日経BP社出版局 編
日経BP社発行
1470円(税込)