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萩本・匠スタイル研究所

第14回 自分改革の心の旅~自分自身と戦わず許せる気持ちが必要~

萩本 順三=匠Lab代表取締役、匠BusinessPlace代表取締役 2010/02/12 日経コンピュータ

 ビジネスとITの摩訶不思議な世界を“創発号”に乗って旅する匠Style研究所。前回からは“自分改革”をテーマに、僕自身を題材にした心の旅に乗り出しています。「成長したと確信していた自分自身が全く成長していなかった」――。そんな挫折感と空虚な気持ちが襲ってきたという情けない話でしたが、今回も我慢してお付き合いください。

ブログ炎上で「何も成長していなかった」ことに気付く

 経理担当者からIT企業に転職し、オブジェクト指向技術に目覚めた僕。エンジニアとしての生き方の“王道”にたどり着いたと思っていたのですが、ネット上に公開していた技術ブログが炎上しました。僕の技術的な考えに反論してきた方に、徹底的な戦いを挑んでしまったにもかかわらず、途中で議論を放棄してしまったからです。

 結果、何も成長していない、弱い自分に気付きました。ネットでのつまらない争いに負けたという気持ちが湧き出し、どうしようもない悔しさと後悔ばかりが残る。そんな小さな人間だったのかという思い。本当の姿を見て、挫折感と空虚な気持ちが襲ってきます。僕は何も成長していない。“技術の鎧”を脱ぎ捨て、謙虚な気持ちで仕事に取り組んできた自分はなんだったのか。

 ちょうどその頃(2000年ごろ)、多くの仲間達が起業し始めました。僕も仲間と会社を興し経営者としてやっていこうと考えていました。しかし、僕の心の中では、挫折につぐ挫折の連続で、いつも葛藤している毎日です。「やっぱり経営者には向いていないのかなあ」と思うしかありませんでした。

 それから8年ほどは、同じような気持ち仕事をしていたように思います。もちろん、表面上は頑張って明るく振る舞ってはいました。ですが実際には“空白の10年”だったように思います。

他人とは戦わなくても自分と戦っていた

 しかし今となっては、そんな挫折感が今の僕を築いてくれたように思えるのが不思議です。いろんな意味で、この10年は大きかったのです。当時は無駄だと思っていた10年ですが、僕にとって感謝すべき方々と知り合えた10年でもあったのです。あの頃の僕は、他人だけでなく、自分とも戦っていたのでしょう。

 つまり、人と戦うことを止めてからは、自分との戦いに身をすり減らしていたように思うのです。その戦闘意識が自分自身を苦しめていた。常に謙虚であるべきという自分と、自己主張すべきというもう一人の自分。両者のバランスを取ることが心の安定につながると思っていたのですが、実際は、どっちが勝っても悔いが残る。そんな毎日が続いていたように思います(図1)。

図1●自己を伸ばしながら、心の安定を目指して
図1●自己を伸ばしながら、心の安定を目指して

 そんな僕が、今に至るまでに、真に変われた理由はなんでしょうか?それは、「戦わなくなったからだ」と今さらながら気付きます。もちろん、年齢的にも丸くなったのだとは思いますが、自分自身とも戦わなくなったことが大きいように思うのです。自分を許せるようになってからは、人を許すような気持ちがたくさん出始めたのです。多くの友人ができましたし、楽しく仕事ができるようにもなりました。

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