2010年、IT投資動向の潮流が大きく変わりそうだ。各社は先が見えない経済状況を“常態”として受け入れ、IT投資をむやみに増やさずに、業績に直結する情報化を推進しようとしている。

 日経コンピュータと日経BPコンサルティングは、システム・ユーザー企業のCIO(最高情報責任者)やシステム部長を対象に四半期に1度「景況・IT投資動向調査」を実施している。最新の調査は2009年11月27日~12月7日に実施し、272社・団体から有効回答を得た。官公庁や公共団体を除いた民間企業250社の集計結果から、IT投資動向の新しい潮流を探った。

(横尾晴美=日経BPコンサルティング、目次康男=日経コンピュータ)

目次