テクノロジーと経営、あるいはテクノロジーと社会の関係が、ますます強まっている。クラウドコンピューティングに象徴されるように、これからの経営・社会成長は、ビジネスモデルだけでなく、数々のサービスを生み出すテクノロジーにこそ、その源泉がある。テクノロジートレンドを見極め、その価値を最大限に生かすことが重要だ。米ITリサーチ最大手であるガートナーのアナリストたちが、”これから”に向けた指針を示す。
2015年に向けたIT指南役の直言(キーパーソン・インタビュー)
デジタル・ビジネス経済がIT業界にもたらすインパクトは劇的──。ガートナーはデジタル社会の急速な進化を予測しており、企業にもその変化への対応を提案している。来たるべき2015年に向け、CIO(最高情報責任者)、デジタル・ビジネス、モバイル、スマートマシン、IoT(Internet of Things)というそれぞれの視点でガートナーのアナリストの提言を聞いた。
2015年に向けたIT指南役の直言(インタビュー)
全ての企業はテクノロジーカンパニーになり、IT戦略はデジタル戦略へと変貌する──。ガートナーが予言するデジタル社会は急速に現実化しており、企業は例外なく対応を迫られている。2015年、さらに2020年に向けて、IoT、セキュリティ、ワークスタイル、IT組織、ビッグデータの各分野における処方箋をガートナーのアナリストが提示する。
IT指南役からの提言2014
2020年に向けたデジタル産業経済の世界
「すべての予算はIT予算に」「すべての企業はテクノロジーカンパニーに」「すべてのビジネスリーダーはデジタルリーダーに」――。ガートナーが描き出す近未来の世界。それが、デジタル産業経済(Digital Industrial Economy)だ。しかも、その変革はすでに始まっているという。2020年に向けたガートナーの提言を、2013年10月6日~10日に米国・オーランドで開催された「Gartner Symposium/ITxpo 2013」のキーノートからお届けしよう。
2014年に向けたIT指南役の直言(インタビュー)
ガートナーが提唱する「The Nexus of Forces(力の結節)」。「クラウド」「モバイル」「ソーシャル」「インフォメーション(ビッグデータ)」の4つの力の結び付きのことだ。このThe Nexus of Forcesの下、企業情報システムの在り方は大きく変わろうとしている。その中でも「グローバリゼーション」「ソーシャル」「セキュリティ」「ITマネジメント」の分野において、IT部門はこれから何をなすべきか。ガートナー ジャパンのアナリストが提言する。
IT指南役からの提言2013
「クラウド」「モバイル」「ソーシャル」「インフォメーション」の4つの力の結び付き。米ガートナーはこれを「Nexus of Forces」と呼び、ユーザーの行動様式を変える一方で、新たなビジネスチャンスを生み出す原動力になるとの見解を発表している。このNexus of Forcesについてガートナーは、米国・オーランドで2012年10月21日~25日に開催された「Gartner Symposium ITxpo 2012」のキーノートで詳しく解説した。その講演を5回にわたってお届けする。
日米トップアナリストからのメッセージ ~ Symposium/ITxpo 2012
2012年10月に東京で開催された Gartner Symposium/ITxpo 2012では、日米で活躍する気鋭のアナリストたちが、2013年に向けたテクノロジ・トレンドや、CIO(最高情報責任者)とIT部門が果たすべき役割などについて熱いメッセージを発信した。
■「CIOにとっての重要課題がCEOの関心事ではない」とラスキーノ氏■「ITという言葉はもう古い 」、マーク・マクドナルド氏
■「クラウドなど“四つのITパワー”が革命を起こす」
■「IT主体からテクノロジー主体への転換を」とマクドナルド氏
■「CIOが持つIT予算は年々減っていく」とガートナー
■「Windows 8は大きな賭け、OfficeはWindows以外での普及が鍵」
■「クラウド時代に求められるIT部門の役割は『インタフェース』」
■「CIOのストライクゾーンが広がっている」、ガートナーの長谷島氏
■「IT部門は常識を捨て、ビジネスを支援すべき時」と和田氏
■「従来のIT部門のやり方では通用しない」、日米のCIO指南役が討論
2013年に向けたIT指南役の直言(インタビュー)
クラウド、モバイル、ソーシャル、インフォメーションという4つの大きな力が互いに組み合わさり、より大きな潮流となって企業情報システムのあり方を変えつつある。ガートナージャパンのアナリストが、企業情報システムとIT部門に与える影響を解説する。
■4つの力を結び付けることが競争の条件/ピーター・ソンダーガード氏■ソーシャルの波がいよいよ企業へ/本好宏次氏
■死蔵されているデータを生かせ/本好宏次氏
■クラウドへの過信は危険、「オペミス」から自社を守れ/石橋正彦氏
■モバイル導入率が倍増、トレンド無視は大きなリスクに/鈴木雅喜氏
■クラウドの価値をまだ引き出せていない/鈴木雅喜氏
IT指南役からの提言2012
クラウドの進展、スマートフォンの普及、ソーシャルの台頭――。激変する情報化社会においてITリーダーがその価値を高めるには、ITの役割をゼロから発想し直す必要がある。米ITリサーチ最大手であるガートナーが、新たな発想に向けて重視すべきポイントを解説する。
■ITの役割をゼロから見直す■IT部門がとるべき三つの戦略
■ポストモダンなビジネスに取り組む
■パソコンからモバイルへの「ビッグシフト」
■ITリーダーに問われる覚悟
2012年に向けた指南役の直言(インタビュー)
クラウドやスマートフォン/タブレット端末、ソーシャルネットワーキングといった比較的新しいIT技術により、企業における情報活用戦略が大きく変わろうとしている。その結果として、CIO率いるIT部門にも新たな役割が課せられている。2012年以降に向けた指針を提言する。
■技術が変えるITシステムの在り方■ITリーダーに課せられる新たな期待と役割
■ITの影響力は増す一方、専門家には倫理観が必要
■仮想化の対象ごとに要求は異なる
■過信禁物、事業継続策としてのクラウドサービス
■IT以外のキャリアを持つCIOが増える
2011年になすべきこと
日本企業の経営環境は、国内需要の成熟化や、新興国の台頭に伴う競争のグローバリゼーションなど、かつてなく変化している。一方で、技術革新がもたらすコミュニケーション手段の多様化と高度化により、ステークホルダーがビジネスへ与える影響も、これまで以上に大きく、断続的で、かつ予測し難くなっている。これらの変化は、企業のIT戦略はもとより、ITリーダーの役割やITベンダーの存在価値にも変革を迫る。2011年に取り組むべき指針を提言する。
■未来志向編 歴史的転換点にあるテクノロジーが社会を変える■CIOの課題編 ITの価値は内部改善からイノベーションに
■情報活用編 テクノロジーで情報を成果につなげる組織に
■ITインフラ編 ストレージを再点検しコストの最適化を図る
■ITサービス市場編 ビジネスモデル見直しITサービスの部品化を図る
2011年に向けた指南役の直言(インタビュー)
本格的な“情報爆発”時代を迎え、企業や社会における情報活用戦略は大きく変わろうとしている。並行して、情報システムの構築・運用手法も“所有から利用へ”と確実に変化している。いずれもが、テクノロジーの進化によってもたらされている。
■混乱するクラウド、犯人はITベンダー■仮想化は前提条件、サービス指向が進む
■スマートグリッドで消費者もスマートに
■技術が変わればCIOの役割も変わる
■20代よCIOを目指せ、確実な未来がある
2010年になすべきこと
金融危機を発端に、世界は自らが進むべき方向感すらも失う“視界ゼロ”時代に突入した。ITもまた、クラウドコンピューティングに象徴されるように、大変革期を迎えている。そうした中で、企業が取り組むべきことは何か?
■CIO/ITエグゼクティブのための戦略シナリオ2010■ITマネジメントにおける戦略シナリオ2010
■ITインフラ&オペレーションにおける戦略シナリオ2010
■セキュリティとリスクマネジメントにおける戦略シナリオ2010
■アプリケーションとアーキテクチャのための戦略シナリオ2010
■情報活用における戦略シナリオ2010
■ソーシングとベンダーマネジメントにおける戦略シナリオ2010
■IT市場における戦略シナリオ2010
2010年に向けた指南役の直言(インタビュー)
■仮想化が普及し、プライベートクラウドへ向かう■コスト削減を目的としたERP導入は成功しない
■古いマネジメントがイノベーションの創出を妨げる
■クラウドでも”囲い込み”のリスクはつきまとう
2009年になすべきこと
【ユーザーがなすべきこと】未曾有の世界同時不況に立ち向かわねばならない2009年。企業はこれまで以上にビジネスの持続性とグローバルな価値の創造が求められる。それには、テクノロジの価値を最大限に生かせる意識・組織の確立が不可欠だ。
【これがテクノロジートレンドだ】
米グーグルの成功は、そのビジネスモデルだけでなく、種々のサービスを生み出すテクノロジーにこそ、その源泉がある。テクノロジートレンドを見極め、テクノロジーの価値を最大限に生かすことがますます重要になる。