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全問解説◆ITパスポート試験

ITpro

工程ごとの生産性を見て、最初に開発を完了する人を求めよ

2010/02/10
小倉 美香=アプリケーションデザイナー

問題

問39 プログラムの開発作業で担当者A〜Dの4人の工程ごとの生産性が表のとおりのとき、4人同時に見積りステップ数が12 kステップのプログラム開発を開始した場合に、最初に開発を完了するのはだれか。

ア A
イ B
ウ C
エ D

マネジメント系>プロジェクトマネジメント>プロジェクトマネジメント>プロジェクトマネジメント

解説と解答

 プログラムの開発作業には、プログラム設計(プログラムの処理内容を設計する)、プログラミング(プログラム言語を用いてコーディングを行う)、テスト(プログラムを動作させてデバッグを行う)という工程があり、この順番で作業を行います。

 また、担当者の生産性を表す単位として「kステップ/月」が用いられています。これは、1カ月間に作業できるプログラムの行数をk(1,000)の単位で示したものです。例えば、「プログラミングの生産性は3kステップ/月である」と言った場合、1カ月間に3,000行に相当するプログラムを記述できることを表しています。

 以上を踏まえ、問題を解いてみましょう。

 この問題では、見積りステップ数が12kステップのプログラム開発を行います。担当者Aのプログラム設計の生産性は3kステップ/月なので、担当者Aが設計工程を完了するのに要する期間は、

担当者Aの設計工程の所要期間=12[kステップ]÷3[kステップ/月]=4[カ月]

になります。プログラミングとテストの各工程の所要期間についても同様に求めればよく、それぞれ、

担当者Aのプログラミング工程の所要期間=12[kステップ]÷3[kステップ/月]=4[カ月]
担当者Aのテスト工程の所要期間=12[kステップ]÷6[kステップ/月]=2[カ月]

になります。

 したがって、担当者Aがプログラム開発を完了するのに要する期間は、次式のように求めることができます。

担当者Aの開発期間
 =設計工程の所要期間+プログラミング工程の所要期間+テスト工程の所要期間
 =4[カ月]+4[カ月]+2[カ月]=10[カ月]

 担当者B、C、Dについても、担当者Aの場合と同じ方法で求めることができます。各担当者の開発期間を計算すると、次のようになります。

担当者Bの開発期間=12÷4+12÷4+12÷4=3+3+3=9[カ月]
担当者Cの開発期間=12÷6+12÷4+12÷2=2+3+6=11[カ月]
担当者Dの開発期間=12÷3+12÷4+12÷5=4+3+2.4=9.4[カ月]

 以上より、最初に開発を完了するのは、開発期間が最も短い担当者Bであることが分かります。

 以上より正解は、選択肢イです。

小倉 美香(おぐら みか)
アプリケーションデザイナー 代表取締役
情報サービス会社の勤務を経て、1998年より現職。保持する資格は、プロジェクトマネージャ、テクニカルエンジニア(ネットワーク)、同(情報セキュリティ)、基本情報技術者など多数。著書に「3週間完全マスター ITパスポート 2010年版」などがある。

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