問題

問77 減価償却の方法として認められているものはどれか。

ア 移動平均法
イ 最終取得原価法
ウ 定率法
エ 持分法

ストラテジ系>企業と法務>企業活動>会計・財務

解説と解答

 減価償却とは、使用や時間の経過に伴い固定資産(サーバーなど)に生じる価値の減少を見積もり、費用として計上する手続きのことです。減価償却の方法には毎期一定額を償却する定額法と、現在の固定資産の価値から一定の比率で減価償却額を計算する定率法があります。

 以上より正解は、選択肢ウです。

 そのほかの選択肢を確認しましょう。

 選択肢アの「移動平均法」は、棚卸資産の評価方法の一つで、単価の異なる商品を仕入れた時に平均単価を求め原価とする方法です。

 選択肢イの「最終取得原価法」は、棚卸資産の評価方法の一つで、期末に最も近い時の商品の仕入れ価格を、その商品の原価とする方法です。

 選択肢エの「持分法」は、投資の評価方法の一つです。

城田 比佐子、関谷 昌太
アイティ・アシスト インストラクタ
ITに関するコンサルティングや教育を実施するアイティ・アシストのインストラクタ。新入社員研修やプロマネ育成研修をはじめ、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、プロジェクトマネージャ試験などの試験対策研修の実績も豊富。著書に「3週間完全マスター 基本情報技術者 2010年版」などがある。