問題
問54 システム開発における品質管理に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア 幾つかのサブシステムに分割して開発するとき、サブシステム単位での品質が保証できれば、同時にシステム全体としての品質も保証できる。
イ 応答時間やバッチ処理時間などの性能は品質管理の対象外であるが、業務に与える影響が大きいので限界性能を計測しておく。
ウ システムへの要求機能の充足度だけでなく、ドキュメントなどすべての成果物を含めて品質管理の対象とする。
エ 市販製品と自社開発プログラムを組み合わせてシステムを開発する場合、品質管理の対象は自社開発のプログラムだけとなる。
解説と解答
システム開発における品質管理に関する問題です。それぞれの選択肢の記述を確認しましょう。選択肢アについて。サブシステム単位で品質が保証できても、サブシステム同士の連携に問題がある場合は、システム全体の品質を保証できません。
選択肢イについて。応答時間やバッチ処理時間などの性能も品質管理の対象となります。
選択肢ウについて。システムへの要求機能の充足度だけでなく、ドキュメントなどすべての成果物も品質管理の対象となります。
選択肢エについて。市販製品と自社開発プログラムを組み合わせてシステムを開発する場合、市販製品も品質管理の対象となります。
以上より正解は、選択肢ウです。
アイティ・アシスト インストラクタ