問題

問35 分散データベースの透過性の説明として、適切なものはどれか。

ア クライアントのアプリケーションプログラムは、複数のサーバ上のデータベースをアクセスする。アプリケーションプログラムは、データベースがあたかも一つのサーバ上で稼働しているかのようにアクセスできる。
イ クライアントのアプリケーションプログラムは、複数のサーバ上のデータベースをアクセスする。アプリケーションプログラムはどのサーバ上のデータベースをアクセスするのかを知っている必要がある。
ウ 複数のクライアントのアプリケーションプログラムが、一つのサーバ上のデータベースを共有してアクセスする。
エ 複数のクライアントのアプリケーションプログラムは、一つのサーバ上のデータベースを、サーバ上のアプリケーションプログラムを介してアクセスする。

テクノロジ系>技術要素>データベース>データベース応用

解説と解答

 分散データベースの透過性とは、データベースが複数サーバーに分散していることを利用者が意識することなしに使えるという性質です。

 透過性にはいくつかの種類があります。例えば、1つの表を複数のサーバーに分割して格納していても、ユーザーがそれを意識せずに利用できるのは「分割に対する透過性」です。

 ほかに、「位置に対する透過性」「複製に関する透過性」「移動に関する透過性」といった種類があります。

 以上より正解は、選択肢アです。

城田 比佐子、関谷 昌太
アイティ・アシスト インストラクタ
ITに関するコンサルティングや教育を実施するアイティ・アシストのインストラクタ。新入社員研修やプロマネ育成研修をはじめ、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、プロジェクトマネージャ試験などの試験対策研修の実績も豊富。著書に「3週間完全マスター 基本情報技術者 2010年版」などがある。