会議室に通された後は、コートやかばんを邪魔にならないところに置き、打ち合わせの準備をしましょう。
この際、断りもなくコートをコート掛けに掛けてはいけません。コート掛けは、案内してくれた人や訪問相手から「どうぞ」と勧められてから利用します。それまでは軽くたたんで、いすの上に置いておきます。コートが雨に濡れていて、いすが汚れそうな場合には、案内してくれた人に「ハンガーをお借りしてもよろしいでしょうか」と声をかけてからコート掛けに掛けましょう。
かばんを、底を下にして、空いているいすの上に置くのはNGです。かばんの底は、靴の裏と同じように汚れていますし、そのようにみなされます。いすの上はもちろん、机やテーブルの上に置くこともやめましょう。
同行者と打ち合わせするのも、よくありません。同行者との打ち合わせ中に訪問相手が入室してきたら、訪問相手に良くない印象を与えることがあります。本音の打ち合わせ内容が廊下に聞こえていて、訪問先の人の耳に入ってしまう可能性もあります。打ち合わせは訪問先のビルに入るまでに行いましょう。
訪問相手を待っているときは、訪問相手がいつ来てもよいように、メモや筆記用具などを机の上に置き、静かに着席していましょう。この後で名刺交換が控えている場合は、名刺を名刺入れに挟み、すぐに名刺交換できる準備をしておきます。訪問相手が入室してきたら速やかに席を立ち、挨拶からはじめます。
グローバル ナレッジ ネットワーク 人材教育コンサルタント