問題
問32 関係データベースの主キーの性質として、適切なものはどれか。
ア 主キーとした列に対して検索条件を指定しなければ、行の検索はできない。
イ 数値型の列を主キーに指定すると、その列は算術演算の対象としては使えない。
ウ 一つの表の中に、主キーの値が同じ行が複数存在することはない。
エ 複数の列からなる主キーを構成することはできない。
解説と解答
関係データベースの主キーは、行を一意に(ただ一つに)特定できる列または列の組み合わせのことです。つまり、その列、または複数の列の組み合わせにおいて、データの値が決まれば行を特定することができます。そのため、一つの表の中に主キーの値が同じ行が重複して存在したり、主キーの値が空白(NULL値)であってはいけません。従って正解は、選択肢ウです。
そのほかの選択肢は、以下の理由により誤りです。
選択肢アの記述について。主キー以外の列でも、検索条件を指定して行の検索をすることは可能です。
選択肢イの記述について。数値型の列を主キーにしても算術演算は可能です。ただし、一般的には算術演算を行うような数値型の列を主キーにすることはあまりありません。
選択肢エの記述について。複数の列で主キーを構成することはあります。これを「複合キー」と言います。
アイティ・アシスト インストラクタ