問題

問31 コンピュータグラフィックスで図形を描画する際に,図形の境界近くの画素に変化する色彩の中間色を割り当てることで,境界に生じる階段状のギザギザを目立たなくする技術はどれか。

ア アンチエイリアシング
イ クリッピング
ウ シェーディング
エ モーフィング

テクノロジ系>技術要素>マルチメディア>マルチメディア応用

解説と解答

 アンチエイリアシングとは、図形の境界近くで周辺の画素との平均化演算などを行い、曲線のギザギザを目立たなくする処理です。

 従って正解は、選択肢アです。

 そのほかの選択肢も確認しましょう。

 選択肢イのクリッピングは、画像表示領域の一部分だけを表示し、他の部分を表示しないことです。

 選択肢ウのシェーディングは、物体に陰影をつけることを意味します。3次元CGでよく用いられる手法です。

 選択肢エのモーフィングは、ある形状(たとえば男性の顔)から、別の形状(たとえば狼男の顔)に、徐々に変化していく様子をCGで表現する手法です。

城田 比佐子、関谷 昌太
アイティ・アシスト インストラクタ
ITに関するコンサルティングや教育を実施するアイティ・アシストのインストラクタ。新入社員研修やプロマネ育成研修をはじめ、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、プロジェクトマネージャ試験などの試験対策研修の実績も豊富。著書に「3週間完全マスター 基本情報技術者 2010年版」などがある。