問題

問16 SWOT分析で把握できるものはどれか。

ア 経営環境
イ 事業戦略
ウ 事業目標
エ 事業領域

ストラテジ系>経営戦略>経営戦略マネジメント>経営戦略手法

解説と解答

 企業が経営戦略や事業戦略を立案するためには、その企業が置かれている環境を把握する必要があります。SWOT分析は、経営戦略の立案時において、企業を取り巻く経営環境を明らかにするための手法です。

 SWOT分析では、外部環境と内部環境の観点から、強み(S:Strengths)、弱み(W:Weaknesses)、機会(O:Opportunities)、脅威(T:Threats)の四つのカテゴリに分類し、企業の置かれている経営環境を分析・評価します。この分析・評価方法のことを、それぞれのカテゴリの頭文字を取ってSWOT分析と言います。

 内部環境の観点からは自社のS(強み)とW(弱み)を、外部環境の観点からは社外のO(機会)とT(脅威)を分析します。SWOT分析を行うことにより、企業の置かれている立場を明らかにすることができ、新たな事業機会を導き出すことができるという効果があります。

 以上より正解は、選択肢アです。

小倉 美香(おぐら みか)
アプリケーションデザイナー 代表取締役
情報サービス会社の勤務を経て、1998年より現職。保持する資格は、プロジェクトマネージャ、テクニカルエンジニア(ネットワーク)、同(情報セキュリティ)、基本情報技術者など多数。著書に「3週間完全マスター ITパスポート 2010年版」などがある。