問題

問10 メモリインタリーブの説明として、適切なものはどれか。

ア CPUから主記憶へのアクセスを高速化するために、キャッシュメモリと主記憶との両方に同時にデータを書き込む。
イ CPUから主記憶へのアクセスを高速化するために、主記憶内部を複数のバンクに分割し、各バンクを並列にアクセスする。
ウ CPUと主記憶のアクセス速度の違いによるボトルネックを解消するために、高速かつ小容量のメモリを配置する。
エ パイプライン処理を乱す要因をなくすために、キャッシュメモリを命令用とデータ用の二つに分離する。

テクノロジ系>コンピュータシステム>コンピュータ構成要素>メモリ

解説と解答

 メモリーアクセスの高速化に関する問題です。コンピュータの処理速度を上げるためには、CPUの性能向上が欠かせません。それと同時に、メモリーアクセスの速度向上が不可欠です。メモリーインタリーブは、メモリーアクセスを高速化するための手法の一つです。

 それぞれの選択肢の記述を確認しましょう。

 選択肢アは、キャッシュメモリーのライトスルーに関する記述です。

 選択肢イは、メモリーインタリーブに関する記述です。

 選択肢ウは、キャッシュメモリーに関する記述です。

 選択肢エは、ハーバードアーキテクチャに関する記述です。

 以上より正解は、選択肢イです。

城田 比佐子、関谷 昌太
アイティ・アシスト インストラクタ
ITに関するコンサルティングや教育を実施するアイティ・アシストのインストラクタ。新入社員研修やプロマネ育成研修をはじめ、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、プロジェクトマネージャ試験などの試験対策研修の実績も豊富。著書に「3週間完全マスター 基本情報技術者 2010年版」などがある。