問題

問12 図に示すように、データを細分化して複数台の磁気ディスクに格納することを何と呼ぶか。ここで、b0 ~ b15はデータがビットごとにデータディスクに格納される順番を示す。

ア ストライピング
イ ディスクキャッシュ
ウ ブロック化
エ ミラーリング

テクノロジ系>コンピュータシステム>システム構成要素>システムの構成

解説と解答

 データを細分化して、複数台の磁気ディスクに並列に格納する方法をディスクストライピングと言います。複数のディスクに並行してアクセスするため、読み書きが高速化されます。RAID0(Redundant Arrays of Inexpensive Disks level 0)とも呼ばれます。

 よって正解は、選択肢アです。

 それ以外の選択肢についても確認しておきましょう。

 選択肢イのディスクキャッシュは、主記憶とハードディスクのアクセス速度の違いによるボトルネックを解消するために、ハードディスクなどアクセスが低速な記憶装置に記録されているデータの一部を高速な半導体メモリーに写し、高速化する技術です。

 選択肢ウのブロック化は、複数のレコードを一定数ごとにまとめて、アクセスすることです。

 選択肢エのミラーリングは、2台以上のディスクを用意し、全部のディスクに同じデータを書き込むことで信頼性を上げる技術です。RAID1として規定されています。

城田 比佐子、関谷 昌太
アイティ・アシスト インストラクタ
ITに関するコンサルティングや教育を実施するアイティ・アシストのインストラクタ。新入社員研修やプロマネ育成研修をはじめ、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、プロジェクトマネージャ試験などの試験対策研修の実績も豊富。著書に「3週間完全マスター 基本情報技術者 2010年版」などがある。