■「Quick Startup」はWindowsのスタートアップの際に起動するプログラムを簡単に管理するフリーウエアである。簡単な操作でスタートアップ・プログラムを管理できる。
■有効/無効が簡単に切り替えられるだけでなく,それぞれのプログラムの安全性も一目でわかる。各プログラムの起動を遅延させることで,スタートの順番を制御することもできる。

■ソフト名 Quick Startup(バージョン2.7.0.686)
Win7VistaXP2000NTMe9x2003
日本語
■開発 Glary Soft
■URL http://www.glarysoft.com/
■ファイル qssetup.exe(2,308,608バイト)
■対応OS Windows 7/Vista/XP/2000/NT/Me/98/2003
■価格 無料
■評価
(5段階)
★★★★

 Windowsシステムが起動する際には,Windowsのデスクトップ画面を表示する前に,さまざまなプログラムが起動するように設定されている。これらのプログラムは,「サービス」としてバックグラウンドで自動起動するものと,通常のプログラムとして起動し,タスクトレイの通知領域に常駐するなどのタイプのものと,おおまかには2つのグループに区分される。

 後者のプログラム(群)がいわゆる「スタートアップ」プログラムと称されるもので,Windowsの「スタートアップ」フォルダに置かれたプログラム以外は,Windows起動の際に起動するように以下のレジストリ・キー中で設定されている。

(1) HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion \Runキーに指定されたプログラム
(2) HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Runキーに指定されたプログラム

 このほか,HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run OnceおよびHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\Current Version\RunOnceキー中に指定され,Windows起動中に1度だけ実行されるスタートアップ・プログラムも存在する。

 また,「スタートアップ」フォルダに置かれたプログラムは,ログオンするユーザーごとに指定するものと,すべてのユーザーのログオン時に実行するものとに分かれる。