■「EASEUS Partition Manager」は,Windowsの画面上でパーティションの作成や削除,サイズ変更などの操作を行うことができるフリーソフト。
■わかりやすい画面上でハードディスクのパーティション操作について,Windowsを再起動することなく簡単に実行できる。
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コンピュータで使用しているハードディスクは通常,Windowsの標準ツールである「ディスクの管理」ツールで管理する。この「ディスクの管理」ツールを使用すると,パーティションの作成や削除,ドライブレターの割り当て,フォーマット,ベーシック・ディスクからダイナミック・ディスクへの変換といった,さまざまな操作を行うことができる。このため,「ディスクの管理」ツールを使用した経験のあるユーザーは多いだろう。
標準のツールでは利用済み領域の構成変更は不可能
最近はテラ(T)バイト級のハードディスクが安価に入手できるようになってきており,Windowsパソコンが搭載しているドライブやパーティションも非常に余裕のあるサイズになっていることが珍しくない。このため,もしシステム領域に余裕があるなら小さくして,データを保存する別なパーティションとして使いたい場合があるだろう。あるいは,1つのハードディスクを分割して使い分けていたWindows XPとWindows Vistaのパーティション領域を,改めて構成し直したいケースもあろう。また,1つのパーティションとして構成されているディスクを,Windowsのシステムとデータの保存領域を別のパーティションに分けるために新たにパーティションを分割したいといったケースももちろんある。
このようなパーティションの変更操作は,Windowsの標準ツールである「ディスクの管理」では不可能である。ディスクの管理ツールでパーティションを構成し直すには,データをいったん別のハードディスクに待避させた上で,改めてパーティション構成を新たに定義し直す必要がある。システム領域のパーティションを操作する場合には,Windowsを新たにインストールし直す必要も生じてしまう。