写真●米ビットディフェンダー ビュー・ロバーツ グローバル・マーケティング・ディレクター
写真●米ビットディフェンダー ビュー・ロバーツ グローバル・マーケティング・ディレクター

 「日本のウイルス対策ソフト市場は、シマンテックなど大手3社でシェア9割を占める。当社のような後発ベンダーには入り込む余地はないように見えるが、チャンスはある」。こう指摘するのは、米ビットディフェンダーのグローバル・マーケティング・ディレクター、ビュー・ロバーツ氏だ。

 同社は、国内総代理店のサンブリッジ ソリューションズを通じて、日本市場に参入。まずは個人向け製品を2008年4月に発売し、ブランドの認知度を高めてきた。今年4月からは法人向け製品の販売を開始している。

 後発でも巻き返す秘策は、ユーザーが大手ベンダーと交渉する年1回の契約更新のタイミングを狙うことだ、とロバーツ氏は言う。「マルウエアをリアルタイムに検知できる当社独自の技術を訴求し、大手ベンダー製品からの乗り換えを促す。まだこれからだ」と意気込む。