「あなたが使っているパソコンにはセキュリティ上の問題があります」などとユーザーを脅し,セキュリティ・ソフトを装った偽ソフトをダウンロード/インストールさせる――。いわゆるミスリーディング・アプリケーションを使った詐欺が横行している。

 攻撃者は何の役にも立たない偽ソフトをユーザーに売りつけたり,不正プログラムを送り込んでユーザーの個人情報を盗み取ったりする。この手の詐欺は数年前から散見され,珍しい攻撃というわけではない。ただ最近の攻撃者は,様々な工夫を施してユーザーを信用させ(だまし),偽ソフトをダウンロードさせようとする。簡単にだまされてしまわないよう,最新の手口を知っておこう。

2009年上半期のセキュリティ脅威,SNSを狙った攻撃が増加

「偽ソフト」の新手口,実行中のプログラムを勝手に終了

「ブルースクリーンに慌てるな」,壁紙を変更する「偽ソフト」に注意

「あなたのOutlookは危険です」,巧妙にユーザーをだますスパムが横行

「偽ソフト」の2010年版が続々リリース,「本物」の発売に先駆ける

「ノートン」をかたる偽ソフト出現,本物そっくりの画面でだます

「偽ウイルスを生成して検出」――自作自演の偽ソフト現る