中問C
通信販売業務に関する次の記述を読んで,問97~100に答えよ。通信販売を行っているF社には,毎週ほぼ一定の注文が届く。届いた注文は,1週間分をまとめておいて,その翌週から発送を始める。前週分のすべての注文の商品発送は,翌週中に終了させなければならない。
届いた注文の受付から商品発送までの一連の業務(以下,通販業務という)は,Aさんが担当している。休暇など,何らかの理由でAさんが通販業務の作業をできない日は,Bさんが代行する。
Aさん,Bさんが通販業務を1人で担当するときに要する1週間の平均作業時間は表のとおりである。ここで,F社の就業日は月曜から金曜までの5日間,1日の勤務時間は8時間である。
表から,Aさんが1人で通販業務を行う場合,1週間の通販業務に要する作業時間は36時間である。このことから,1週間の通販業務の業務量に対して,Aさんが1時間でできる業務量は,その1/36である。
AさんとBさんが一緒に通販業務を行うこともある。この場合,1週間の通販業務の業務量に対して,AさんとBさんが1時間でできる業務量は,その(1/36)+(1/45)である。
問題
〔マネジメント〕問100 ある週の通販業務で,Bさんが月曜日を担当した。火曜日以降は,Aさんが担当することになった。Aさんは,この週の残りの作業をおよそ何時間で終えることができるか。
ア 20
イ 25
ウ 30
エ 35
解説と解答
Bさんが1時間でできる業務量は1/45であり,1日の勤務時間は8時間です。Bさんは月曜日の1日だけを担当したので,Bさんが行った業務量は,以下の式で表わせます。Bさんが行った業務量=(1/45)×8=8/45
したがって,この週の残りの作業の業務量は,以下のようになります。
残りの作業の業務量=1-(8/45)=37/45
Aさんが1時間でできる業務量は1/36であり,業務量が37/45である残りの作業をAさんが担当します。よってこの作業を終えるのにかかる時間は,以下のように算出できます。
残りの作業にかかる時間=37/45÷1/36=29.6≒30[時間]
したがって,Aさんは残りの作業をおよそ30時間で終えることができます。
以上より問題の正解は,選択肢ウです。
アプリケーションデザイナー 代表取締役