問題

問74 インターネットからの不正アクセスを防ぐことを目的として,インターネットと内部ネットワークの間に設置する仕組みはどれか。

ア DNSサーバ
イ WAN
ウ ファイアウォール
エ ルータ

テクノロジ系>技術要素>ネットワーク>ネットワーク応用

解説と解答

 「インターネットからの不正アクセスを防ぐことを目的としている」,「インターネットと内部ネットワークの間に設置する」などの特徴を持つ仕組みのことをファイアウォールと言います。ファイアウォールには,インターネットと内部ネットワークの間を流れるパケットを監視し,不正なパケットが通過しないように制御する機能(パケットフィルタリング機能)や,通過するパケットのアクセスログを記録する機能などが備わっています。

 選択肢アのDNSサーバーは,インターネットに接続された機器のホスト名やドメイン名とIPアドレスとの対応付けを行うサーバーです。

 選択肢イのWAN(Wide Area Network)は,通信事業者が提供する公共の通信回線を利用して構築された広域ネットワークです。

 選択肢エのルーター(Router)は,OSI基本参照モデルのネットワーク層(第3層)においてネットワーク同士を接続する装置です。

 以上より正解は,選択肢ウです。

小倉 美香(おぐら みか)
アプリケーションデザイナー 代表取締役
情報サービス会社の勤務を経て,1998年より現職。保持する資格は,プロジェクトマネージャ,テクニカルエンジニア(ネットワーク),同(情報セキュリティ),基本情報技術者など多数。著書に「短期完全マスター ITパスポート 2009年版」などがある。