問題

問49 モデリングツールを使用して,本稼働中のデータベースシステムの定義情報からE-R図などで表現した設計書を生成する手法はどれか。

ア コンカレントエンジニアリング
イ ソーシャルエンジニアリング
ウ フォワードエンジニアリング
エ リバースエンジニアリング

テクノロジ系>開発技術>ソフトウェア開発管理技術>開発プロセス・手法

解説と解答

 モデリングツールを使用して,本稼働中のデータベースシステムの定義情報からE-R図などで表現した設計書を生成する手法は,リバースエンジニアリングです。

 それぞれの選択肢の意味を解説します。

 選択肢アの「コンカレントエンジニアリング」は,開発期間の短縮とコストの低減を目的に,設計と生産で行う作業を同時並行して実施する手法です。

 選択肢イの「ソーシャルエンジニアリング」は,人間の行為に起因するセキュリティの不備を利用して,巧みな話術や緊急事態を装うなどの手段で,パスワードや機密情報を入手する手法です。

 選択肢ウの「フォワードエンジニアリング」は,モデリングツールで作成したモデルから,ソースコードを生成する技術です。

 選択肢エの「リバースエンジニアリング」は,本稼動中のプログラムやデータベース,ドキュメントを解析し,仕様を導き出す技術です。実際に使われているプログラムやデータベースを解析することで現状を把握することができ,システムの再構築や保守に利用します。

 以上より正解は,選択肢エです。