1 はじめに
2 文字列 2.1 formatメソッド 2.2 生文字列リテラル 2.3 正規表現 2.3.1 正規表現と生文字列リテラル 2.3.2 rメソッド 2.3.3 extractor 2.3.4 文字列処理のまとめ
3 コレクション 3.1 コレクション・ライブラリの全体像 3.2 ListとArray 3.1 Seq 3.3 ArrayBufferとListBuffer 3.4 MapとSet 3.4.1 あらかじめ値がわかっているSetの生成 3.4.2 Setの参照 3.4.3 Setの追加と削除 3.4.4 あらかじめ値がわかっているMapの生成 3.4.5 Mapの参照 3.4.6 Mapの追加と削除
4 その他 4.1 for文 4.2 統一アクセス 4.3 ローカル関数 4.3.1 関数内で再利用 4.3.2 分割
5 まとめ
1 はじめに
筆者は,プログラミング言語には実用言語として生産性,保守性の高さを求めています。オブジェクト指向や関数型といったメカニズムを使用して,美しいプログラムを作るのも楽しいことですが,どちらかというと実用性の観点からこういったメカニズムが具体的にどういうメリットがあるのか,どのように使えば本当に便利なのか,という点に興味を覚えます。
本稿では今後3回にわたって,そのような観点から筆者が1年弱Scalaプログラミングを行った中で,経験則として取得したScalaプログラミングの勘所について説明します。