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オープンソース

「オープンソース・アプリをビジネスに」---OSSコンソーシアム設立記念イベント

高橋 信頼=ITpro 2009/08/17 ITpro
OSSコンソーシアム設立記念イベント
OSSコンソーシアム設立記念イベント
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OSSコンソーシアム会長 サイバーコム 代表取締役副社長 渡辺剛喜氏
OSSコンソーシアム会長 サイバーコム 代表取締役副社長 渡辺剛喜氏
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アシスト 代表取締役 ビル・トッテン氏
アシスト 代表取締役 ビル・トッテン氏
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OSSコンソーシアム設立記念イベントのパネルディスカッション
OSSコンソーシアム設立記念イベントのパネルディスカッション
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 「このままオープンソース・ソフトウエア(OSS)が進歩すれば,プロプライエタリ・ソフトウエアは勝てない。アシストはソフトウエアを販売してきた会社だが,ビジネスをオープンソース・ソフトウエアに切り替えなければ我が社は危ないと思っている」(アシスト 代表取締役のビル・トッテン氏)---OSSコンソーシアムは2009年7月29日,設立総会を開催した。続いて行われた記念イベントではオープンソースのアプリケーション・ソフト活用について講演やパネルディスカッションが行われた。

 同コンソーシアムはセミナーやWebサイトによる情報提供など,オープンソース・ソフトウエアを活用したビジネスを拡大するための活動を行う。設立総会では会長となったサイバーコム 代表取締役副社長 渡辺剛喜氏らの理事を選出した。

アシストのMS OfficeからOpenOffice.orgへの移行の内幕

 続いて行われた設立記念イベントでは,アシストのトッテン氏が,同社がオフィス・ソフトをMicrosoft OfficeからオープンソースのOpenOffice.orgに切り替えた経緯などを語った。

 「アシストは社員が800人いて,Microsoft Officeのライセンス料に年間約900万円かかっていた。OpenOffice.orgを使ってみてその機能に驚き,切り替えることを決めた。だがいくら説得しても,切り替えない人が多かった。ある役員が部下全員に『Microsoft Officeを月末までに外しなさい。一回外して,問題があったら言いに来てくれ』と厳命した。結果,誰も問題を報告に来なかった」(トッテン氏)というエピソードを紹介し「人は変化を嫌うものだが,思い切ってやってみれば変わることができる」と話した。

 アシストは社内で蓄積したノウハウをベースに,OpenOffice.orgの問い合わせサポート・サービスや教育サービスを開始している。会津若松市役所や四国中央市役所,北海道の夕張市やトーホーなど,すでに50社以上に提供しているという。

問い合わせなくとも自分たちで解決できる

 次にオープンソースの業務アプリケーションをビジネスとしている企業の経営者によるパネル・ディスカッションが行われた。アシストのビル・トッテン氏,CMS(コンテンツ管理システム)のAlfrescoを販売するイージフ 代表取締役副社長 石井昭紀氏,SugarCRM オープンソースCRM 代表取締役社長 内田隆平氏,SNSのOpenPNEを開発・公開している手嶋屋 代表取締役 手嶋守氏,勤怠・給与管理システムのMosPを開発・公開しているマインド 代表取締役社長 屋代真吾氏がパネリストとなり,モデレータはグループウエアのScalixを販売している日本スケーリックス 取締役 大塚和彦氏が務めた。

 海外のオープンソース・ソフトウエアを扱う2社は,ソースコードがオープンであるために問題解決を素早く解決できると話した。イージフの石井氏は「かつて海外のソフトウエアを販売していた際,開発元に問題の存在を納得させるのに時間がかかった。今は問題をソースコード・レベルで共有できるため,問題解決のスピードが違う」とメリットを強調。オープンソースCRMの内田氏も「社内でソースコードを修正できるので,アメリカに問い合わせなくても解決できる」という。

既存の製品と戦うためにオープンソース化

 自分たちが開発したアプリケーションをオープンソース化した2社は,その目的と効果を経験に基づき紹介した。手嶋屋の手嶋氏は「開発したアプリケーションを多くの組織にスムーずに届けるためにはどうすればいいかと考えた結果,オープンソース化を選択した」と話す。同社のOpenPNEは,SNSのホスティング・サービスであるSo-net SNSなどが採用し,約3万の組織が利用しているという。「お客様が求めている成果を実現するために,OpenPNEでは足りない部分をカスタマイズで開発することなどがビジネスになっている」(手嶋氏)。

 マインドの屋代氏は,「実績のないソフトが既存の競合製品に立ち向かうためにオープンソースの力を借りた。オープンソースにしたことで,実績がなくとも試してもらえる。問い合わせの数も増加した」と話した。

 アシストのトッテン氏は「インターネットのおかげで,ソフトウエアは1本作れば,何本複製してもコストはゼロになった。このままオープンソース・ソフトウエアが進歩すれば,製造経費と流通経費がかかるプロプライエタリ・ソフトウエアは勝てない。アシストはソフトウエアを販売してきた会社だが,ビジネスをオープンソース・ソフトウエアに切り替えなければ我が社は危ないと思っている」と語った。

■変更履歴
第2段落で「富士ソフト 顧問 兼 サイバーコム 代表取締役副社長 渡辺剛喜氏」としていましたが,渡辺氏は2009年6月17日付で富士ソフト顧問を退任していました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2009/08/18 11:44]

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