問題

問34 関係データベースの操作に関する記述のうち,適切なものはどれか。

ア 結合は,二つ以上の表を連結して,一つの表を生成することをいう。
イ 射影は,表の中から条件に合致した行を取り出すことをいう。
ウ 選択は,表の中から特定の列を取り出すことをいう。
エ 挿入は,表に対して特定の列を挿入することをいう。

テクノロジ系>技術要素>データベース>データ操作

解説と解答

 関係データベース(リレーショナルデータベース)は,データを表の形式で表現したものです。関係データベースでは,演算(関係演算)によって,表から特定の行や列を取り出すといった操作ができます。

 それぞれの選択肢の記述を見てみましょう。

 選択肢アの結合は,二つ以上の表を連結して一つの表を作成する操作のことです。よって,選択肢アは正しい記述です。

 選択肢イの射影は,表の中から特定の列を取り出す操作のことです。よって選択肢イは,誤った記述です。

 選択肢ウの選択は,表の中から条件に合致した行を取り出す操作のことです。よって,選択肢ウも誤った記述です。

 選択肢エの挿入は,表に対して特定の行を追加する操作のことです。よって,選択肢エも誤った記述です。

 以上より正解は,選択肢アです。

佐塚 彰夫(さづか あきお)
アイティ・アシスト 代表取締役
ITに関するコンサルティングや教育を実施するアイティ・アシストの代表。新人研修やプロジェクトマネージャ育成研修をはじめ,基本情報技術者試験,応用情報技術者試験,プロジェクトマネージャ試験などの試験対策研修の実績も豊富。著書に「短期完全マスター 基本情報技術者 2009年版」などがある。