■「Free Extended Task Manager」は,Windows標準のタスク・マネージャの機能を大幅に強化するツールである。システム稼働中のプログラムの状況を詳細に把握できる。
■Windows標準のタスク・マネージャに比べて,得られる情報量が多く,リソースの使用状況などを詳細に把握できる。タスク・マネージャを代替する標準管理ツールとして使用可能である。
|
Windows標準のタスク・マネージャは,システムで実行中のプログラムやプロセスの情報を取得する重要なツールである(図1)。システムのパフォーマンスやセキュリティなどに影響をおよぼす可能性のある,さまざまなリソースの状況をチェックするためには欠かせないツールだ。
タスク・マネージャと同様に実行中のプロセスを管理するツール
今回紹介する「Free Extended Task Manager」(以下,「Extended Task Manager」)も,基本的にはタスク・マネージャとして働くツールである。Windows標準のタスク・マネージャにくらべると機能が大幅に強化されており,システムの稼働状況に影響のあるリソースのさまざまな情報を効率よく把握できるフリーソフトである。たとえばウィルスやスパイウエアなどの感染を疑ってシステムを精査したいといった場合には,かなり有用な情報を得ることができるツールだ。
Extended Task Managerは,英語,ドイツ語,オランダ語,ロシア語,ポーランド語に対応したソフトウエアである。ダウンロードしたファイルを使用してインストールする際には英語版を選択して起動させると,タスク・マネージャとよく似た画面が表示される(図2)。なお,メニューを日本語化するための日本語化ファイルがあるので,これを使用して日本語化する場合には,ダウンロードした日本語化ファイルを解凍し,生成されたファイル(TaskManager.stringTable)をオリジナルのファイルと差し替えればよい。オリジナルのファイルは,それぞれの言語名のサブフォルダ配下に納められている(デフォルトでは「C:\Program Files\Free Extended Task Manager\Resources\Langs\English」フォルダとなる)。この中にあるTaskManager.stringTableを同名の日本語化ファイルと差し替えればよい。