問題

問13 RAID1~5の各構成は,何に基づいて区別されるか。

ア 構成する磁気ディスク装置のアクセス性能
イ コンピュータ本体とのインタフェースの違い
ウ データ及び冗長ビットの記録方法と記録位置の組合せ
エ 保証する信頼性のMTBF値

テクノロジ系>コンピュータシステム>システム構成要素>システムの構成>RAID

解説と解答

 RAID(レイド:Redundant Arrays of Inexpensive Disks)の構成と番号(RAID1~5)について問う問題です。

 それぞれの選択肢を見てみましょう。

 構成する磁気ディスク装置のアクセス性能は,RAIDの構成とは関係ありません。そのため選択肢アは間違いです。

 コンピュータ本体とのインタフェースの違いは,RAIDの構成には関係ありません。よって選択肢イも間違いです。

 選択肢ウがRAIDに関する正しい記述です。RAIDは,アクセスの高速化と信頼性の向上の二つを目的とした技術です。データおよび冗長ビットの記録単位にはバイト単位やブロック単位などがあり,冗長ビットをどこに記録するかもいくつか方法があります。そして,これらの組合せによってRAIDの番号が決まります。

 また,RAIDの信頼性は,MTBF(平均故障間隔)ではなく,障害発生時にデータを復旧するための冗長ビットの持ち方で区別されます。よって選択肢エは間違いです。

 従って,正解は選択肢ウです。