問題
問19 コアコンピタンス経営を説明したものはどれか。
ア 競合企業に対して優位に立つために,既に事業を確立している他社の経営資源を獲得する。
イ 事業の組合せの最適化を図り,それぞれの事業を単独で運営する場合よりも大きな効果が得られるようにする。
ウ 他社にまねのできない独自のノウハウや技術などに経営資源を集中し,競争優位を確立する。
エ 他社のベストプラクティス(優れた事例)を参考にして,現状の業務プロセスを抜本的に改善・改革する。
解説と解答
他社に真似できない,その企業独自のノウハウや技術などの核となる強みのことをコアコンピタンスといいます。コアコンピタンス経営とは,経営資源をコアコンピタンスに集中し,それをさらに強化することによって競争優位を確立するという経営戦略です。選択肢アの「競合企業に対して優位に立つために,既に事業を確立している他社の経営資源を獲得する」という経営戦略は,M&A(Mergers & Acquisitions,企業の合併・買収)と言います。
選択肢イの「事業の組合せの最適化を図り,それぞれの事業を単独で運営する場合よりも大きな効果が得られるようにする」ために行われる経営分析手法や経営資源配分の考え方は,PPM(Product Portfolio Management)と言います。
選択肢エの「現状の業務プロセスを抜本的に改善・改革する」ことは,BPR(Business Process Reengineering)と言います。
よって正解は,選択肢ウです。
アプリケーションデザイナー 代表取締役