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第66回(最終回) 課題は「SET」で解決しよう!3年3カ月にわたって書き綴ってきたこの連載もいよいよ最終回。Webが一般化してきた中,人とであれ,データとであれ,課題として認識できる「コミュニケーション」を解決するには,三つの「力」がますます不可欠となってきています。「ビジネス戦略:Strategy」,「表現:Expression」,そして「技術:Technology」。それらの意思決定や相互支援の重要性とその拡大,更には今後のWeb屋について書きたいと思います。
課題は「SET」で解決 課題はSETで戦略/表現/技術,この三つの英語の頭文字を合わせて,「SET」。まさに,どれが欠けても,不十分な結果や,残念な結末が待ち構えています。Webが黎明期を終え,定着期に入っていく中,アイデアやビジネス感覚だけで突き進んでいくのでもなく,技術だけで牽引していくものでも,奇抜で人目を惹き付けるビジュアルだけで集客をしていくものにもならないでしょう。人々の情報インフラとして,様々な角度から見ても,堅固なものとして発展していく必要があります。
この三つは,ほぼ独立しているものです。よく勘違いされるのですが,「表現でしか解決できない領域」を「技術」で解決できると思ったり,「戦略でしか解決できないこと」を「表現」でなんとかなると思ってしまうことが,実際のプロジェクトの進行上では起こってしまいます。あるいは,「表現で解決できる領域」を過小評価したり,「技術で解決できる領域」を絶対視することも,頻繁に起こります。 簡単な例で言うと,ECサイト構築プロジェクトにおいて,「送料」が問題になったとします。ここは如何に安く感じさせる「絵」を置いても,ECサービスの抱える課題は解決できません。Javaで作ろうがRubyで作ろうが,それも同じことです。 参考)ちょっと古いですが,ECサイトに対するユーザーの感覚資料: また,よく起こる問題としては,こんなのもあります。画面に配置するボタンが多くなりすぎて,ユーザーがどのボタンを押せばいいのかわからなくなるような場合です。これは,ボタンというオブジェクトが如何に動作するかを考えている技術部隊の主領域ではありません。それは右手で右手首をつかもうとしているのに似て,Javaでどんなに頑張ってもそこには解決はないのです。画面遷移や情報設計の領域の課題であり,それができないエンジニアは手を出せない問題です(それをこなせるエンジニアが存在していることは知っていますが)。ここは「どう伝えるか」のプロフェッショナルとのコラボレーションが必須になります。
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